AWSクラウドコンピューティング初心者が見るべき、AWSome Dayセッション2: ストレージとデータベース

AWSクラウドコンピューティング初心者が見るべき、AWSome Dayセッション2: ストレージとデータベース

Clock Icon2020.05.08

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

どうも皆さん、たいがーです?
前回の続きである、AWS InnovateにおけるAWSome Dayに関するブログです。

AWSome Dayの4つのセッション

AWSome Dayは4つのセッションから構成されています!

  • AWSのグローバルインフラストラクチャとネットワークおよびコンピューティング
  • ストレージとデータベース
  • AWSのセキュリティの基本
  • Well-Architected Frameworkと料金の話

AWSome DayはOnlineでも開催されており、次回(記事公開時点)は5/11 15:00から開催予定なので、Innovateの開催期間が終わっていた!!という方はそちらを是非チェックしてみてください!

今回は二つ目、"ストレージとデータベース"に関して振り返っていきます!
まずはストレージに関してです!

ストレージ

AWSのデータストア

データストアとは、データを保存する場所のことです。
AWSのデータストアは2種類あります。

  • サーバ自身からしかアクセスできない
  • 複数のサーバからアクセスできる

ユーザは、データの種類に応じた適切なデータストアの選択が必要になります。

まず始めに、サーバ自身からしかアクセスできないもの、つまりサーバにアタッチしマウントして使う"ローカルストレージ"について振り返っていきましょう。

Amazon Elastic Block Store(EBS)

一貫性のある低レイテンシーのパフォーマンスを提供する永続的なブロックレベルのストレージボリュームです。AZ内で自動的にレプリケートし、Amazon S3にスナップショット(バックアップ)を保存します。

EBSには様々なタイプがあります。

  • コールドHDD
  • スループット最適化HDD
  • 汎用SSD
  • プロビジョンドIOPS SSD

これらは、要件に合わせて選択することができます。
また、EBSボリュームにもいくつか特徴があります。

  • 暗号化可能
  • 伸縮性
  • 可用性
  • 様々なドライブタイプ
  • スナップショットを取る

暗号化は追加コストなく選択できることができます。また、別のタイプへの変更も可能です。
前回出てきたクラウドの特徴である、"使えるリソースが柔軟に、かつ早く変更が可能"という点を活かしていくことが重要です。

続いて、複数のサーバからアクセスできるデータストアの中の共有ストレージにあたる、"Amazon Simple Storage Service(S3)"に関してです。

Amazon Simple Storage Service(S3)

AWSの一番初めに始まったサービスの一つです。
オンライン経由でアクセスし、アップロード、ダウンロードができるオンラインストレージサービスです。 S3の特徴はこのようなものです。

  • HTTP(s)でアクセス
  • 容量無制限
  • 高い堅牢性
  • 安価なストレージ
  • スケーラブルで安定した性能

S3は99.999999999%(イレブン・ナイン)という高い堅牢性を持っています。
S3にアップロードされたデータはリージョン内でデータのコピーを自動で行われています。そのため、どこかのデータセンターが障害にあったとしても2つ以上のデータセンターでデータが守られ続けます。
また、どれほどストレージをあげたとしても、安定して使うことができます。

続いて、S3の概念についてです。
まずキーワードとしては二つが挙げられます。

  • オブジェクト
  • バケット

S3では、データがオブジェクトとして、バケットはフォルダのようなものとして定義されています。つまり、オブジェクトがバケットに保存されます。
バケット内のオブジェクトに関しては、基本的には作成したユーザのみが閲覧可能となっています。用途に応じて、権限を付与し、HTTP(s)経由でアクセスするという形になっています。
オブジェクトにはそれぞれ一意のURLが振り分けられます。そのURLにはバケット名が含まれるため、バケット名は唯一無位の名前でなければなりません。

S3にはスナップショットやEC2のAMIイメージなどが保存されています。またURLを公開設定にすることにより、ホスティングサービスのような形でデータを公開することもできます。

ここまでが、AWSのストレージに関してでした。
続いて、データベースに関してです。

データベース

AWSのデータベースについて入る前に、一度リレーショナルデータベースについて、復習していきましょう。 リレーショナルデータベースとは、表の形でデータを管理する考え方です。
複数人が同時に実行してもデータを更新できる、つまりトランザクション処理を実行可能となっています。
今回は、AWSマネージドデータベースサービスの中で、Amazon RDSが紹介されていました!

Amazon Relational Database Service(RDS)

RDSは、6つのデータベースエンジンから選択し、使うことができます。
特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

  • フルマネージドなサービス
  • シンプル
  • 安定したパフォーマンス
  • 従量課金性

マネージド型サービスである、という点からデータを作る、入れる点にフォーカスすることができます。
バックアップも自動でされ、最大35日間まで保持期間を選択できます。
また、手動でスナップショットを作成することも可能です。

また、データベースをマルチAZに自動展開することも可能です。同期でレプリケーション(コピー)を取るので、もしDBインスタンスが落ちてしまったとしても、データを失うことがありません。また、フェイルオーバーも自動で行うことが可能です。

まとめ

データベースとストレージについて、振り返っていきました。 ここでも重要視されていたのは、要件にあった物を選択することです! それぞれの利点を見比べて、適した物を選択していきましょう!

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.